日本咀嚼学会 第35回学術大会

あいさつ

和洋女子大学大学院総合生活研究科 和洋女子大学家政学部健康栄養学科
柳沢 幸江

大会長写真

日本咀嚼学会第35回学術大会の大会長を仰せつかりました和洋女子大学の柳沢です。日本咀嚼学会は、歯学分野の研究者だけでなく、調理学・栄養学・食品学分野の研究者も多く5~6年間隔でこの分野の会員が大会を担当しています。この度は岡崎光子先生が大会長であった第30回記念大会以来、5年ぶりに担当させていただく機会を与えていただきました、増田裕次理事長および志賀博前理事長に心より感謝申し上げます。

今大会のテーマは、「健全な咀嚼を育む」としました。日本では2005年に「食育基本法」が施行されました。生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むために「食育」を推進することを目指しています。生涯にわたって生き生きと暮らす、その第1歩として、小児期に健全な心と身体を育むことが大切です。ますます少子化が進む日本で、子どもたちの成長を社会が見守る態勢作りも必要になって参ります。大会では、小児期における健全な食べる機能の獲得のために、学会として何ができるのかを探っていきたいと思っています。

市川市は東京に隣接した地域で東京駅や羽田からの地の利もあります。9月3連休の前半の2日間を、是非大会にご参加いただければと思います。和洋女子大学が会場校ですが、東京医療保健大学の小城先生、ロッテの坂ノ下さまにもご協力いただきながら、歯学系以外の大学でも開催できるように少人数のスタッフで大会運営をさせていただきます。至らないことも多いかもしれませんが、実り多き学術大会にすべく、スタッフ一同、誠心誠意準備して参ります。咀嚼に興味をお持ちの多くの分野の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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